1985年9月12日生、三重県出身。広島土砂災害の被災地の子どもたちを試合に招く「水本シート」を継続中。験担ぎは左足からピッチに入ること。好きな食べ物は「伊勢うどん」。特技は本の読み聞かせで、気持ちの込め方や間の取り方が絶妙とのこと。趣味は読書。ダンス好きの次女の影響でサンチェ体操が上手。子煩悩な2児のパパ。  

24時間、サッカーのために費やすのは当たり前

編集部
2011年には大きなケガもされましたね。頭蓋骨が折れて26針も縫う大手術でした。

水本
あのときは、サッカーができるかできないかの状態だったので、それを思えば、今、サッカーをやれていることは純粋にうれしいです。

編集部
「サッカーを続けるんだ」と、あのとき決意をされた理由は?

水本
サッカーはもうできないと、半分辞めるつもりでいました。ただ、サポーターの方だったり、当時の監督さんやクラブのスタッフだったり、何より家族の支えが、もう一回サッカーをやるという気持ちに少しずつ向かわせてくれました。あのとき、妻から「サッカー、やってもいいんじゃない」という一言が、僕の背中を押してもらった感じです。

編集部
大ケガをしたからこそ、その後の生活面やサッカーへの考え方が変わったことがありますか。

水本
ケガをする前と比べ、サッカーができているだけでうれしいですし、プレーを楽しめるようになっていますね。もちろん若いときに比べれば、睡眠や食事、体のケアに神経を使うようになりました。とにかく24時間サッカーのために費やすという気持ちです。そのため、サッカーに支障があるのであれば、家族には多少我慢してもらうこともあります。

厳しいサッカー人であり、2人の娘のよきパパ

編集部
先日、広島市こども文化科学館の要請で、35組の親子の前で、読み聞かせをされましたね。

水本
先方から「ぜひやってくれないか」とお願いをされ、「普段、自分の子どもにむかって読んでいる感じでいいから」と言われました。『おおきなかぶ』と『だるまさんが』というシリーズを読みました。

編集部
気持ちのこめ方や間の取り方が絶妙と聞きました。

水本
自分では意識はしていないですけど、小さいころから本に触れる機会が多かったので、それも影響しているのかも。

編集部
広島土砂災害の被災地の子どもたちを試合に招くなど、今も「水本シート」を実施されていますね。

水本
広島土砂災害が発生する前から、子どもたちを試合に招いていました。確か最初は、サッカー教室が盛んな安佐南区の緑井小学校の子どもたちでした。スタジアムで実際の試合を見てもらいたいという思いがきっかけでした。その後、土砂災害が発生し、緑井、梅林小学校地区が被災地となりました。サッカーを通して、少しでも子どもたちに喜んでもらえたらという思いで、今でも「水本シート」を続けています。サッカーが好きな子もいれば、中にはサッカーに興味がなくても、これがきっかけでスタジアム行ってみようかと思ってくれればいいと思っています。僕も小さい頃、親にサッカーや野球に連れて行ってもらったことを今でも覚えています。僕は、三重県ですから、中日ドラゴンズ一色。広島に来てから、カープについて詳しくなりましたけど、僕の中では、やっぱり中日は気になりますね。広島の子どもたちがカープに興味があるのと一緒で、うちの娘もカープが気になっているようです(笑)。

 

嫌なことさえも笑い飛ばせるようになりたい

読者からの質問
験担ぎ・ルーティーンは?

水本
左足からピッチに入るぐらいで、ルーティーンはなるべく作らないようにしていますね。

読者からの質問
ご自身の性格は?

水本
マイペース。自分が興味あることには没頭するけど、興味ないことは見向きもしない。
自分がやりたいとか食べたいと思ったことしかしないですね。だいぶ家族には迷惑をかけていると思いますけど…(笑)。なるべく、感情を顔に出さないようにしています。常に笑顔でいられたらなと思っています。嫌なことさえも笑い飛ばせるようになりたいです。苦しいとき、辛いときに笑い飛ばせるような、心の強さを身に付けたいと思っています。

読者からの質問
休日の過ごし方は?

水本
なるべく家を出て、リフレッシュするよう心掛けています。

読者からの質問
趣味や特技は?

水本
読書ですね。最近は『アキラとあきら』ですね。wowowのドラマでやっていたと思います。いろんな本を読んで、いろんな知識とか世界が得られればいいな。知らないことを知るのが楽しいです。

読者からの質問
選手コラボメニューでは、必ず「伊勢うどん」ですね。

水本
土曜が半日授業で、両親が働いていたので、家に帰ったらおばあちゃんが「伊勢うどん」を作ってくれていました。それを食べて、サッカーの練習に行くというのが、僕の子ども時代。三重県では、ポピュラーな食べ物なのですが、たぶん広島の人は食べる機会がないと思うので、コラボメニューのときはいつもお願いしています。

読者からの質問
三重県出身と言えば、森島選手、浅野選手ですよね。インスタでやりとりしているそうですが…

水本
浅野拓磨選手とは、ちょくちょく連絡をとっています。三重県は、広島や東京のように数多くのサッカー選手が出ているわけではないので、同県人としてつながっちゃうんです。

読者からの質問
サンチェ体操がすごく上手らしいですが…

水本
下の子がダンス好きなので、一緒に踊ることもありますよ。また、先日の図書館の読み聞かせのイベントのときもサンチェ体操があって、そこで子どもたちと踊ったので、踊れるようになりました(ちょっと意外)。

 

インタビュー動画

(取材日/2017年9月)