2018年、交換トレードでカープに移籍した曽根海成選手。2019年は開幕から1軍で活躍中です。ソフトバンク時代の5年間のうち、3年間は育成選手として下積みを経験。投手以外ならどこでもこなせるユーティリティープレーヤーです。重要な局面で起用されるケースが多く、粗削りな中にキラリと光る才能を広島で開花させてほしい選手です。

 

ルーキーのときの気持ちで0からの出発

編集部
広島に移籍して1軍で結果を出しています。ホークス時代と比べ、心・技・体の何が大きく変わったのでしょうか。

曽根
僕自身は特に大きく変わったことはなく、自然なままです。なぜ移籍後、順調にいっているか自分でも分からないです。

編集部
昨年、突然の移籍でした。戸惑いはありませんでしたか。

曽根
最初話を聞いたときは、やはり戸惑いや不安は大きかったですね。

編集部
入団会見で、「1からではなく0からの出発」と言われましたが、その真意は?

曽根
ホークスでやってきたことなど、いったん取り去り、もう一度ルーキーのときの気持ちを思い出して頑張りたいと思ったことです。

編集部
0からと言うと、まさしく今年の背番号が「00」となりました。球団の期待も大きいかと思いますが…。

曽根
背番号が00と聞いたときは、「変わるんだなぁ」と思いましたが、あまり深くは考えませんでした。

編集部
移籍に不安が大きかったと言われましたが、昨年8月23日のヤクルト戦で、プロ初安打が3塁打でした。不安が自信につながったのでは?

曽根
あの試合の3塁打は、マグレです(笑)。まだまだ実力が足りていないので、あれはたまたまだったと思います。

編集部
日本シリーズはソフトバンクと戦いましたが、複雑な気持ちだったのでは?

曽根
複雑な気持ちはなかったです。心はもう、カープの選手ですから…

 

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手汗が止まらなくなるほど緊張するタイプ

編集部
曽根選手のストロングポイントは?

曽根
ストロングポイントですか…、何だろう。〝やれっ〟て言われれば、だいたいどこでも守れますが、僕の中ではショートが一番やりやすいですね。人より複数のポジションが守れるということは、それだけ出場のチャンスも増えると思います。

編集部
俊足、強肩、守備力など、評価が高いですね。

曽根
肩の強さは、昔から自信がありました。走塁は速く見えるかもしれないですが、皆さんが思っている程、速くはないですよ(笑)。50mで5.8秒か5.9秒とかだったかな。今はそこまでじゃないかも…。

編集部
試合がもつれ、総力戦という重要な局面での出番が多いですが、プレッシャーの克服法は?

曽根
出番が近づいてくるにつれて手汗が止まらなくなります。足とか震えるぐらい、結構緊張しています。プレッシャーをポジティブに変えることができればいいのですが、それはなかなか難しいですね(笑)。

編集部
広島の内野は実力選手ぞろい。今シーズン、「俺のここを見てくれ!」という点は?

曽根
僕の野球以外のところを見てほしいですね(笑)。例えば声の大きさとか。僕はまだまだ実力が足りていないので、何で目立つかといったら、声で存在感を出さないといけないと思っています。

編集部
課題点は?

曽根
もう全部ですよ。

編集部
試合前には、内野も外野もシートノックを受けていて、なぜそこまでストイックに自分に厳しいのですか。

曽根
ファースト以外、内野も外野も一通り練習を全部やっています。ストイックという感覚ではなく、やって当たり前。やらないといけないというか、試合に臨む準備だと思っています。やらないよりもやった方が心も落ち着き、ちょっとでも不安が解消されることも事実ですね。

 

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“育成上がりだから”という見方はされたくない

編集部
ホークス時代(2014年~2018年7月)のことをお聞きします。育成時代はどんな気持ちでしたか。

曽根
育成選手は、野球選手ではないという見方をされるので、悔しい気持ちはたくさんありました。正直、何回も心が折れそうなことがあったのですが、どうしても野球を諦められないという気持ちもあり、負けたくないというのが強かったので、何とか自分で自分を励ましながらやっていました。

編集部
ホークスには3軍制度があり、育成選手から主力選手になった例もたくさんいますね。

曽根
育成上がりで、すごい選手がたくさんいます。千賀さんも甲斐拓也さんも、頑張ったから今があるわけで、結局何事も自分自身です。周りからは、育成出身という見方をされるのですが、僕自身は、育成上がりだからという見方はやめてほしいというか、思われたくないなというのが正直な気持ちです。

編集部
曽根選手にとって、2017年は節目だったと思います。支配下登録選手になり、フレッシュオールスターではMVPを取り、その後1軍デビューを果たします。この年に何か変わるきっかけがあったのですか。

曽根
フレッシュオールスターは懐かしいなぁ。うーん、2017年に何かがあったということではなく、たまたま良いことが重なっただけですかね。もちろんうれしかったですが…。

 

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思っていなかったプロへの道

編集部
野球は何歳ぐらいから? 始めたきっかけは?

曽根
小学2年生からソフトボールを始め、小学5年生から野球に変わりました。始めたきっかけは特にないですが、自然と自分からやりたいなと思ったことです。

編集部
高校では、1年生で2番・三塁、2年生で1番・ショート、3年生で3番・捕手を経験します。そのときにユーティリティープレーヤーの素地ができたのでは?

曽根
高校時代にいろいろなポジションを経験しましたが、今のスタイルになっていることとは関係ないです。高校時代は、とにかく厳しかったです。それが今につながっているところはあると思います。

編集部
プロを意識したのはいつですか。

曽根
正直、全くプロは意識していなかったです。ドラフト会議の2週間前、ホークスのスカウトさんが来られ、「取るかもしれない」と言われましたが、全く信じていなかったですね。高校で野球を諦めようと思っていましたから…。

 

 

料理は好きなので、時間があるときは作ります

読者からの質問
自分はどんな性格だと思いますか。

曽根
うーん、難しいな。明るいっていうことにしといてください(笑)。

読者からの質問
試合前のルーティーンや験担ぎは何ですか。

曽根
特にないです。むしろ作らないです。

読者からの質問
広島カープに来て良かったと思うことは?

曽根
野球が楽しいことですね(笑)。

読者からの質問
料理をインスタストーリーにアップされていましたが、得意料理や挑戦したい料理ありますか。

曽根
コロッケとポテトサラダですね。ジャガイモが好きというわけではないですが…(笑)。料理は好きなので、時間があるときは作りますよ。

読者からの質問
ファンから呼ばれたいニックネームとかありますか。

曽根
特にないですよ(笑)。何でもいいです。ソネーでも、カイセーでも…。

読者からの質問
海成の名前の由来が気になります。

曽根
名前の由来は僕も知らないです。両親に聞いてください(笑)。

読者からの質問
最近、バティスタ選手と仲良く話されているところを見るのですが、何語で話していますか。

曽根
そうかな、バティスタ選手と仲良いいのかな俺?(笑) バティスタ選手とは日本語で話しをしています。彼は日本語が上手なんですよ。

読者からの質問
ふわふわの髪の毛は、いつもそうなのですか。

曽根
ふわふわですか、これ? どちらかというとツンツンじゃないですか。選手名鑑の撮影のときは、調子に乗ってパーマをかけていましたね(笑)。

読者からの質問
好きなタイプを教えてください。芸能人で言うと誰ですか。

曽根
えー、恥ずかしいな(笑)。細くて、髪が長くて、目がクリクリっとしている人(笑)。芸能人で例えるのは難しいなぁ~。皆さんがかわいいって思っている人は、だいたい僕もかわいいと言っていますよ。

(取材日/2019年4月)