2017年10月、J2の月間MVPを獲得。その年はシーズン18得点を挙げました。広島ではシャドーもこなし、味方の攻撃やゴールを引き出す力も持っています。「もちろんシュートすることは好きですが、味方にパスした方が得点につながるのであれば、その判断もあり」。常に、チームメイトと喜びを分かち合うことを考えている、陽気で愛すべきブラジル人選手です。

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チームのことを考えて動くことが自分の強み

編集部
クロスボールへの合わせ方や長身を生かしたヘディング、長い手足を生かしたポストプレーや裏へ抜け出るスピード、相手を出し抜いた頭脳的なプレーなど、ドウグラス選手の強みはたくさんあります。その中でストロングポイントは何だと思いますか。

ドウグラス
たくさん動くことでしょうか。その中でゴールにつながるパスであったり、シュートであったり、チームのことを考え、チームに貢献して動くことが自分の強みだと思います。
※ポストプレーとは、FWやトップ下の選手が最前線でボールをキープし、攻撃の起点を作るプレーのこと

編集部
「ファンにここを見てくれ」というプレーは何ですか。

ドウグラス
FWなのでゴールを決めることはもちろん、狭いスペースの中で、空いているところを常に狙っています。そうしたポジショニングを見てほしいです。

編集部
ドウグラス選手は、味方の攻撃やゴールを引き出す幅も持っています。シュートとアシスト、どちらが得意ですか。

ドウグラス
もちろんシュートすることが好きです。ただ試合の中で、自分にチャンスがなく味方にパスした方が良ければ、それは自分にとっても良いことなので、その点は判断しないといけないですね。

編集部
広島ではシャドーもこなし、守備力が求められます。戸惑いはありませんか。

ドウグラス
ブラジルでもそういうポジションでやっていたので、慣れるのは難しくはありませんでした。

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〝チャンスは逃さない〟それは日々の練習から

編集部
東京ヴェルディで活躍していた2017年10月、J2の月間MVPを獲得します。2017年後半からスーパー選手へと変貌しますが、きっかけは何だったのでしょうか。

ドウグラス
監督が代わって、新体制となりました。7月、僕と同じポジションに新外国人カルロス・マルティネス選手が加入しました。自分の出場機会が少なくなる中で、やっと慣れてきて、自分を使ってもらえるようになりました。自分が変貌したのは、わずかなチャンスをものにできたからで、2017年は18得点を決めることができました。本当に自分にとっては、とても良いシーズンとなりました。

編集部
「なにくそ!」という、発奮があったのでしょうか。

ドウグラス
諦めずに日頃から練習をし、〝自分は絶対負けないぞ〟という気持ちでやっていたらチャンスが巡ってきました。それをしっかりつかんだことです。

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「チオゾン」って呼んだら怒りますよ(笑)

読者からの質問
自分の性格は?

ドウグラス
常にポジティブで落ち着いていて、明るい性格だと思います。たまにはいたずらも…。

読者からの質問
1月のキックオフイベントで、ニックネームの話がありました。井林選手から「チオゾン」と言われていましたね。

ドウグラス
井林選手とは、日頃から冗談やいたずらをする仲なのですが、なぜそう呼ばれ始めたのか思い出せないです。たぶん、マッサージをしてもらっていたとき井林選手が来て、通訳の人に、「なんでマッサージをしているの?」「おっさんって、ポルトガル語で何て言うの?」と聞いたようです。その日から、僕がマッサージをしていたら、「チオゾン」と呼ぶようになりました(笑)。
※チオゾンとはボルトガル語で、おっさんの意味。井林選手の話では、おっさんぽいしぐさが多いためだとか。

編集部
サポーターが「チオゾン」と呼んでもいいですか。

ドウグラス
絶対ダメ、怒りますよ(笑)。

読者からの質問
好きな食べ物は? ドウグラスつながり(※)で、やっぱり〝うどん〟ですか。

ドウグラス
焼肉です。これは妻も大好きです。ラーメン、うどん、そばなども好きですよ。
※現・清水エスパルスで活躍中のドウグラス選手のインタビューは、弊紙2015年8月22日号に掲載

読者からの質問
今後考えているゴールパフォーマンスはありますか。

ドウグラス
自分がゴールを決めても、それは皆の力でゴールを決めたと思っています。チームメイトと喜びを分かち合うことしか考えていません。

読者からの質問
入団前に大量のシャンプーを買い込んだそうですね。

ドウグラス
井林選手と仲良くなるごとに、だんだんといたずらがエスカレートしています。井林選手がシャワー室で頭を洗っていたとき、洗っても泡が取れないように、シャンプーをプッシュ、プッシュと掛けていたのです。しかもお湯が出ないようにしたものだから、井林選手が怒り出したのです。シャンプーで目が開けられないから、泡だらけの姿で…(笑)。最初は2人だけのいたずらだったのですが、他の選手もやりだして…。すると井林選手は、僕がやっていると勘違いして、全部僕が怒られることになっちゃって…。シャワー室で、井林選手が脱いだサンダルにシャンプーをプッシュと掛ける人も出てきて、それも僕のせいにされてしまいました。「これ以上僕のせいにするなら、もっといたずらをするからね」という意味で、「シャンプーをたくさん買ったよ」と言ったのです(笑)。

読者からの質問
サッカーを始めたのは何歳のころで、きっかけは?

ドウグラス
8歳からです。小さいときからサッカーが好きで、家でも一人でボールを蹴ったりとかしていて、物心ついたときには、家の中などで、サッカーボールを蹴っていました。子どものころから、サッカー選手になることが夢でした。

読者からの質問
今年、目指している具体的な数字を教えてください。昨年の13得点以上?

ドウグラス
全ての大会でタイトルを取るチャンスがあるので、ピッチに立つときは、勝つことしか考えていないです。たくさんゴールを決めれば得点王になるかもしれません。それよりもチームに貢献できることだけを考えているので、具体的な数字はないです。

編集部
ファンの皆さんへメッセージを。

ドウグラス
チームのため、勝利のために、選手みんなで力を合わせてベストを尽くしています。サンフレッチェ広島は、素晴らしいチームで、力があります。勝ち点をたくさん取るように頑張りますので、応援をよろしくお願いいたします。

(取材日/2019年5月)