1981年に結成されて以来、世界50カ国、6000回以上の公演を成功させて来た「太鼓芸能集団 鼓童」。
2019年10月12日(土)に『鼓童ワン・アース・ツアー2019「道」』の広島公演が決定。上野学園ホールで上演されます。それに先立ち、メンバーの齊藤栄一さん、三浦康暉(こうき)さん、前田順康(まさやす)さんが広島を訪れ、広島公演に対する想いを語ってくれました。

鼓童とは?

鼓童は、新潟県佐渡ヶ島を拠点に国際的な公演活動を展開するプロ和太鼓集団。「鼓童」という名前には、心臓の”鼓動”と、”童(子ども)のように無心で太鼓を叩く”という意味が込められています。
その活躍はまさにワールド・ワイド。1981年にベルリン芸術祭でデビューして以来、50の国と地域で6000回を超える公演を行ってきました。また、日本の伝統的な太鼓という枠にとらわれず、異ジャンルの優れたアーティストとの共演や、世界的な芸術祭、映画音楽などに多数参加してきました。

「ワン・アース・ツアー2019『道』」に込められた思い

齊藤栄一さん

齊藤さん:昔は太鼓の音で村に住む人に合図を送っていました。私たちは太鼓の音が届く範囲が一つの村であり、最小の共同体だと考えています。その範囲であれば、自分たちの信念、伝えたいことを届けられる。そのために日本中、世界中を旅して太鼓を叩いています。そして私たちの演奏に共感した人たちが自分たちでも太鼓を叩き始め、それがさらに広がって、最終的には世界が一つになり平和になってほしい。鼓童が誕生した1981年から続くツアータイトル「ワン・アース・ツアー」にはそういった思いが込められています。

そして今回の「道」には、鼓童の前身の鬼太鼓座の時代、1970年頃から脈々と受け継いできた気持ちと伝統をあらわしています。

伝統を大切にし、引き継ぐとは?

 

三浦さん:私が意識をしていることは「先輩の音をしっかり聞く」ということです。先輩がどんな音を出しているか? 稽古の時だけでなく、普段の振る舞いも観察して、「この人はどういった鼓童の人なのだろうか?」ということを考えています。そうすることで、鼓童の「道」という揺るぎないものを受け継ぎ、DNAを受け継げる、と思っています。

前田順康 (まさやす)さん

前田さん:これまで色んなステージをやってきましたが、今回のツアータイトルは「道」ということで、伝統というものにフォーカスしてやっていこうとしています。太鼓に限らず芸事というのは、文字に起こすことができないものです。先輩から直接稽古をつけてもらって、継いでいくものだと思うんです。文字やデジタル情報ではあらわせないことを、先輩と一緒に音を出して、聞いて、同じ空気を吸うことで、私たち若い者が吸収していく、ということを意識しています。

齋藤さん:鼓童は伝統芸能をやっているわけではありません。伝統的な楽器を使っていますが、昔からあるお祭りなどを伝承しているわけではないんです。自分たちが色んなところで見たり聞いたり、体験したものにインスパイアされて、それをどう表現していくか? ということを繰り返して、どんどん新しいものを組み立てて行きたいと考えています。今回のツアーには、鬼太鼓座の頃から受け継いでいるものに立ち返った上で、「そこから自分たちはどういった道に進んで行くのか?」という問いかけの意味もあると思っています。

広島公演の魅力

齊藤さん:今回のツアーは5月から始まり、広島公演は10月です。ツアー最初のフレッシュな感じも良いのですが、ツアーを続けながら「ここをもっとこうすれば良くなる」と、意見を出し合って少しずつマイナーチェンジをして行きます。10月12日の広島公演では、かなり熟成されたステージをご覧いただけると思います。

三浦さん:鼓童のステージは音響設備を全く使いません。全部生音です。どこのホールでも、その日にしか出せない音、その日しか味わえないライブ感があります。天候によっても音が変わります。広島・上野学園ホールでしか出せない音を、楽しみにしておいていただければと思います。

前田さん:鼓童のステージは、その町の感じ、その日のお客さんの様子も作用して、音が違います。初めて観る人も、終わった後に必ず一体感を感じてもらえると思います。ぜひそれを感じていただきたいですね。

最後にメッセージをお願いします

齊藤さん:私が大切にしたいのは、お客さんとの一体感、心のキャッチボールです。私たちが想いをしっかり届けて、お客さんから戻ってくる。そういうことを確認する作業だと考えています。それをしっかり感じながら、太鼓を叩きたいと思います。

三浦さん:以前、「鼓童の太鼓を聴いていると風景が見える、背景が見える、佐渡の匂いがする」と言われたことがあります。太鼓を聞きながら、風景や景色を感じていただけたら、と思います。

前田さん:太鼓の生の音を味わっていただきたいです。鼓童のステージはインターネットの動画で見ることもできますが、それは電気信号にすぎません。デジタル信号には置き換えられない、太鼓の生の音、鼓動を感じてください。

地道に、全力で想いを伝え続ける

齊藤さん、三浦さん、前田さんのお話をお聞きしながら、地道にコツコツと世界中を旅しながら、1回1回のステージに全力で想いを伝え続けて来られた、揺るぎない自信と喜びを感じました。ライブでしか味わえない感動と一体感を、ぜひ味わってみませんか。

 

鼓童ワン・アース・ツアー2019「道」公演情報

公演日/2019.10.12(土) 広島県広島市
会場/上野学園ホール(広島県立文化芸術ホール)
広島市中区白島北町19-1
開場/17:00
開演/17:30
料金/6,000円・U25チケット¥4,000
客席について/全席指定、未就学児の入場は不可。U25チケット利用の場合は当日身分証明書を持参すること。
プレイガイド/
TSSオンラインチケット http://www.tss-tv.co.jp/
ローソンチケット Tel. 0570-084-006 【Lコード:62195】 http://l-tike.com/
チケットぴあ Tel. 0570-02-9999 【Pコード:149-622】 http://t.pia.jp/pia/
イープラス http://eplus.jp
セブンチケット http://7ticket.jp/
エディオン広島本店PG 福屋広島駅前店
鼓童チケットサービス https://piagettii.e-get.jp/kodo/pt/
問い合わせ/TSS事業部 Tel. 082-253-1010(平日10:00〜18:00)