1991年6月17日生、長崎県出身。入団4年目。1年目10勝8敗で新人王。礼儀を重んじ、闘争心は表情に出さないタイプ。
験担ぎは、茶色のグローブとお尻のポケットにお守りを5つぐらい入れていることだそう。好きな食べ物は、郷土・大村産ナマコと、牛タン。

右がだめなら、左でも投げてやる

編集部
野球を始めたのはいつですか。
大瀬良
小学4年の秋から。もともと幼いころから野球を見たり、野球で遊ぶ環境があって、友達から野球チームに誘ってもらいました。
編集部
6年生で肘を傷め、中学で手術。「右が使えないなら、左投げに」というエピソードは、本当のことですか。

大瀬良
痛かったんですけど、練習を休むことが嫌いで、だましだまし投げていたんです。
中学校で限界がきて、勇気を持って、肘が痛いと言って手術を受けました。右がだめなら、左で投げる練習をしました。
今でも80mぐらいは両方で投げられますよ。当時は、皆の練習が終わってから、居残りで左で投げる練習をしていました。
それ以外にも、字や箸を左手で書いたり使えたりできるように練習もしました。
そこまでやろうとしたのは、野球が単純に好きだったからでしょうね。
編集部
長崎日大高校での練習は過酷でしたか。
大瀬良
そうですね。結構県内でも強いチームだったので、厳しかったです。
監督の教えが、人間的な成長や感性を高めるようなことを念頭においておられたので、そういうことも勉強させてもらいました。
編集部
今村投手とは、長崎県で甲子園を競った同級生。
今村投手はカープへ入団し、大瀬良投手は、九州共立大学へ進学しました。焦りはありませんでしたか。
大瀬良
正直に、「高校からプロへ行きたい」と、高校の監督に話をしたんですけど、当時は実績もなかったので、大学に行って経験を積んで、
ドラフト1位で入団するのも悪くないんじゃないのと言われました。
読者からの質問
弟の「元気」さんに、いつも電話されていると言われていましたが、今も電話されていますか。
大瀬良
しています。ちょうど6月1日が誕生日だったので、電話をして「おめでとう」と言いました。
最近、広島に試合を見に来てくれました。その日、勝利投手になったので、ウイニングボールをプレゼントしました。
編集部 
「野球が好きな弟がいたから、ここまで頑張れた。プロ入りの原動力になった」とコメントされていました。大瀬良投手にとって家族とは?
大瀬良
家族なしでは、今の僕はいないと思います。親父からは、マナーや礼儀を厳しく言われました。
それを怠ると、鉄拳制裁でビシビシ指導されました。また、お母さんの優しいフォローがあって、
弟、妹がいるんですけど、彼らの存在があったから、ここまでやってこられました。

「がんばれ」と言ってくれる雰囲気って、すごく力になります

読者からの質問
普段からやらないことは?
大瀬良
深酒や食べ過ぎはもちろんですが、普段の生活でいえば、湯船に漬かるときは、極力右手は漬けないようにしています。
ふやけるので、指先に良くないので。また、寝るときも右肩を下にしないようにしたりしています。
読者からの質問
自分のいいところはどこですか。
大瀬良
難しいですね。礼儀とかプロ意識とかは、常に忘れないようにしています。また、闘争心などは表情には出さないタイプ。気持ちの中では常にキリっとしています。
読者からの質問
いつも柔和な大瀬良投手ですが、怒ることはあるんですか
大瀬良
人に対して怒ることはないです。昨日のような不甲斐ないピッチングに対して、自分に対しては怒りがありますけどね。
読者からの質問
グローブの色が変わったのではありませんか。
大瀬良
変えました。ラッキーカラーが茶色で、1年目も茶色を使っていて、ある程度成績が残せたので、
今期、それにあやかって、また茶色に戻しました。濃い目の茶色です。練習用のグローブには、
オムランちゃん(大村市のマスコット)の刺繡を入れています。
マエケンさんが、地元のキャラを使っていたので、僕も真似してみようかと思って…
読者からの質問
いつもお尻のポケットに手を入れていますが、何をしているのですか。
大瀬良
お守りを入れています。ポケットに5つぐらい入っています。
イニングプレイがかかる前に、打順の巡りを見ながら触っているのがルーティンですね。
遠征先であれば、登板日は、出発する前にシーツをきれいになおして、カーテン開けて、使ったタオルをたたんでおいて整理整頓しています。
家でもやっています。でも、多くはないと思いますけどね、マエケンさんみたいに(笑)
編集部
好きな食べ物は?
大瀬良
故郷の名産である大村のナマコはおいしいですよ。肉も魚も好き嫌いなく食べます。
肉であれば牛タンが好き。カロリーが高いんですけど、焼き肉はまずは、タンから入りますね。
読者からの質問
「カピバラ」3兄弟のうち、大瀬良選手は二男と言われいますが、正直嫌ですか。
大瀬良
ファンの人たちがそれでいいのであれば、全然いいですよ。
4男を決めるとしたら、ふっくらしてきたら薮田選手とか。(笑)
読者からの質問
マウンドで声援は聞こえますか。
大瀬良
聞こえていますよ。声が大きい人はよく聞こえますね。
ピンチのときとかに、言葉よりも一人一人の声援が一体となって、「がんばれ」と言ってくれる雰囲気って、すごく力になります。
マウンドって、ピンチのときはすごく孤独を感じるので、そういう声援を聞くと、後押しとなってパワーが出てきます。
ファンの応援はすごくありがたいです。

 

(取材:2017年7月)