五日市の住宅地、ひときわ目を引く赤いピザ窯が目印の「トネリコ」には、オーナーの思いが堪能できる、かわいいパンがズラリと並びます。「こだわりのパン屋さん」と、一言で片づけることのできない「こだわり」は、ラインナップをみればわかるはず。オーナーの惜しみない愛情が詰まっています。ということは、そう、行かなくっちゃ。

ここのパンに会えるのは、週に二日というレアさ

トネリコ 【広島市佐伯区五日市】

週に二日しか営業してないなんて、いったいどんなパン屋さんなの?さぞかしおいしんでしょうね、と期待が勝手に膨らみます。

並んでいるパンから伝わる幸せのオーラ

おしゃれなパンがずらり。ほどよい空間のせいなのか、優しい自然光のせいなのか。店内は優しい雰囲気に包まれています。それにしても、どのパンもオーナーの愛情がたっぷり詰まって、誇らしげに並んでいます。

かわいい焼き印はひと手間かける愛情のカタチ

食パンとミニ角食

お土産にも喜ばれるミニ角食(7.5cm四方)はトネリコの人気商品のひとつ。国産小麦を配合し、モチモチした食感が特徴です。パンの耳もおいしい、と好評です。

しっとりの重厚感のあるベーグル

黒ごまあんバター 300円

きめが細かくしっとり、そしてモチモチのベーグルは食べ応えも十分。黒ごまベーグルに、北海道十勝産の粒あんとバターをサンドした黒ごまあんバターやココアベーグルなどが並びます。

まぼろしと名のついた絶品スコーン

種類も豊富なスコーン (季節により種類は変わります)

「幻のスコーンなんですよ」と話してくださったのが、こちらのスコーン。何が幻か?詳しくご説明しましょう。これを聞いたら食べずにはいられません。

まずは、国産小麦、全粒粉は十勝産を使用。

次に、長時間熟成させた生地を使用しているので粉本来の旨みを楽しめる。

うん、だいぶん「幻」っぽくなってきました、が、まだまだ。

そして最後に、水分はすべて生クリームを使用!

そう、これなんです、トネリコのスコーンが「幻」と言われるのは。水を一切使用していないので、スコーン特有のパサパサ感がありません。しっとりとした生地がスコーンの概念を覆してくれます。種類も豊富で季節感あふれるラインナップ。干し柿作りから始まっている、干し柿とクルミのスコーンや、酒かす、抹茶ホワイトチョコなど…はい、迷います。

パン作りの原点となった自慢のジャム

ご主人の実家で収穫していた果物からジャムを作りはじめたのが、トネリコストーリーのはじまり。ジャムに合うパンを、ということで今のスタイルになりました。驚くのはこのジャム、すべて苗木から育て、収穫、製造まですべてをご夫婦でやっていらっしゃるということ。苗木から収穫までの作業はご主人の担当、そして製造、販売はご夫婦で。「安心して食べてもらうために確実なものだけを」というご夫婦のポリシーがこのビンに詰まっているのです。

食パンの焼き印にもなっているこの「トネリコ」のロゴ。島根で愛情たっぷりに育った素材が梅川夫婦によって命を吹き込まれてジャムという形になる。このジャムは島根と広島を結んでくれるトネリコの象徴ですね。

脳内調理で次々とアイデアが沸いてくる人

次々とアイデアが湧いてくるという、梅川博子さん。可能な限り自家栽培をし、作れないものは同じ志をもつ農家さんを探し、譲ってもらうという徹底ぶり。だからなのですね、お店が二日間しか開いていないのは。作り手の思いが詰まったパンの数々。ぜひ、味わってみてください。

「トネリコ」【佐伯区五日市】