大学や教育機関も多く、閑静な住宅地が続く高屋町。生まれ育った思い出の家に第2の役割を、と姉妹でカフェと雑貨の店をオープンしました。カフェは、野菜いっぱいの家庭的なデリが味わえるランチが人気。雑貨店では、アクセサリーなどセンスの良い服飾雑貨が揃います。南欧をイメージした店内は、時間が経つのを忘れてしまう居心地良い空間。友人と語らうのもよし、子どもとゆったりくつろぐもよし、おひとりさまで過ごすもよし、そんな日常を離れた特別な時間が過ごせる東広島の隠れ家を紹介します。

姉妹が育った家を、カフェとしてリニューアル

MOst.【東広島市高屋町杵原】

「MOst.」はオーナーの三輪智美さんと、三輪さんの実姉の大石高子さん姉妹が営むカフェ。かつて姉妹が育った家をリノベーションし、カフェとしてオープンしたのが2016年4月。姉妹と家は、共に新たな人生をスタートしました。

車1台がようやく通る細い道を進むと見えてくるのが「MOst.」。大通りからの入口が分かりにくいので、要注意です。

赤瓦に白壁と、西条盆地ならではの古民家。赤いテントが目を引きますが、中央にある玄関が店の入口です。

DIYで作り上げた、南欧風の空間でくつろごう

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一歩足を踏み入れると、純和風な外観から想像もつかないモダンな空間が広がります。「お店のイメージは南欧風なんです」と語るのはオーナーの三輪さん。床のテラコッタタイルや壁の漆喰など、できるところは三輪さんとご主人、大石さんとご主人の4人で仕上げたのだそう。「それぞれの性格が出て、DIYしている期間も楽しかった」と大石さんは話してくれました。

窓際の席はおひとりさまでも過ごしやすい席。

店の中央に置かれた、1枚板の大きなテーブル。テラス席や坪庭を眺められ明るく開放的。

ゆったり過ごせるソファ席や和室もあるので、小さなお子様を連れたママたちの憩いの場にもなっています。

野菜たっぷりの家庭料理に、ホッと一息

「MOst.」のランチは1種類のみ(メイン料理は魚と肉から選べます)。

6種類のデリを盛り合せたプレート、肉又は魚のメイン料理、ご飯、みそ汁、デザート、ドリンクがついて1500円。ベテラン主婦でもある彼女たちだからこそ、毎日食べられる家庭料理をメニューにしています。

6種類のデリプレート。サラダ、グラタン、スープに、揚げものや煮物、酢の物などが並びます。「できるだけ味が違うものを組み合わせるようにしているのよ」と三輪さん。地産地消をモットーに自分たちの畑で育てた旬の野菜を使って、メニューを考えるのだそう。

お米も自分たちで育てたものを使っています。手植え、手刈り、はぜ干し、と機械を使わず昔ながらの方法で手間暇かけて育てたお米。おいしくないはずがありません。

この日の肉料理は「鶏と野菜の黒酢和え」。甘酸っぱいタレでご飯が進む一品です。

魚料理は「鯖の竜田揚げ」。ランチに魚メニューを選べるのはうれしいですね。

すべての料理を、2人だけで仕込んでいるのだそう。「母が作る料理を食べて育ったからでしょうね。どちらが作っても同じような味付けをするんです」と大石さん。自分たちが育った家庭の味を大切にしています。

デザートももちろん手作り。この日のデザートは、甘すぎず優しい味のムースでした。見た目はシンプルですが、中にはフレッシュなイチゴソースと冷凍イチゴが隠れています。

食後のドリンクはコーヒー(HOT/ICE)、紅茶(HOT/ICE)、ジュース(アップル、オレンジ、グレープフルーツ、ジンジャーエール)からチョイスできます。ホットコーヒーのみ、おかわり自由です。

雑貨スペース「yo-ki」でお気に入りに出会う

店内には姉の大石さんがオーナーの雑貨店「yo-ki」も併設しています。インテリア関係の仕事もしている大石さんがセレクトする雑貨はどれも素敵なものばかり。お気に入りの一品が見つかるかもしれませんよ。

店名の「MOst.」は、最上級を意味する「MOST」とステーションの略「St.」を合わせたものなのだそう。「駅」のように多くの人が集う場所になって欲しいという願いが込められています。そんなお腹も心も満たされるカフェに、ぜひ訪れてみて。

※「MOst.」は不定休です。「MOst.」のブログに掲載されている営業日を確認してください。

MOst.