戦後の復興と共に、広島の食文化のシンボルとして愛されてきたお好み焼き。
店主の北村さんが、無欲にお客様の「おいしい!」という言葉を求めてたどり着いた、基本に忠実な味自慢のお好み焼き。
北村さんが真面目に鉄板を見つめ、リズムよく刻むヘラの音を聞きながら、自分のお好み焼きが焼きあがるのをワクワクと待つ時間は童心にかえるようなひと時です。

基本に忠実な、昔ながらのお好み焼なのにどこにもない味

広島お好み焼 寿寿【広島市中区東千田町】

宇品線御幸橋電停から御幸橋方面に目をやると、黒いお店が目につきます。

それが今日のターゲットのお店「寿寿」さん。

お店の名前の由来は、お好みを焼く音と、奥様のお名前から付けられたそうで、聞いただけでなんだか幸せな気分になれる由来があるのです。

2015年にオープンされた比較的新しいお店。”広島お好み焼きと言えばこう!”と想像できるような見た目のお好み焼きなのに、モチモチカリカリの麺、お好みソースの分量、その他調味料の配分が絶妙で想像を超えるおいしさです。

ヘラと鉄板の触れ合うリズミカルな音を聞きつつ焼き上がりを待つ時間は至福の時

人懐っこい笑顔を浮かべつつ、一つ一つを丁寧に丹精込めて焼き上げる店主の北村さん。

お一人でお店を切り盛りしていらっしゃるので、電話予約を受けたり、お客様に配膳したりと賑わうランチタイムは所狭しと店内を行き来されます。その動作一つ一つに、お好み焼きへの愛情とお客様への心のこもった丁寧な対応が感じられます。

 

ランチタイムは肉玉そばorうどん入り740円が650円に

11:30~13:30までのランチタイムは肉玉そばorうどん入りがお得に食べられます。

浮いた90円+20円でぜひ”ネギかけトッピング(110円)”を!

寿寿のネギかけは、炙りネギなのです!焼きあがったアツアツのお好み焼きに、冷たいねぎをのせることで温度が下がるのを防ぐのと、炙ることで風味が増します。これはお客様からのアイデアだそうで、お客様に愛されるお店の証ですね。

焼きあがったお好み焼きは、ソース少な目で提供され、お客様のお好みでマヨネーズ掛け、ソースたっぷりとお好みの味付けにできます。これも北村店主のさりげない心遣い。

ダイエット?なんですかそれ??と、私はマヨネーズとソースをかけました。

糖質制限やカロリーを気にされている方は中の麺類を”半麺”にすることができ、価格から50円引いてくれます。”野菜ダブルトッピング(110円)”にしてもよいですね。

 

広島お好み焼専用生中華そば「いその」を使ったフワッカリッなそば

昭和37年に創業されてから、広島お好み焼きを支え続けた磯野製麺製の中華麺を使っています。

生めんを一度湯がき、鉄板で炒めてから味付けをします。外はカリカリで中はふわふわの食感になり、時間がしばらくたって冷めてきても、その食感は変わりません。冷めてもおいしさが続くのは寿寿の秘密です。

 

お店のメニューは奥様の手作り

夕方からの営業はお好み焼きのほか、鉄板焼きなどの居酒屋メニューが楽しめます。

テーブルに置かれたメニュー表や店内のPOPは奥様の手作りです。

お好み焼きのおいしさは、陰で支える奥様の寿美さんの愛情が隠し味になっているのかもしれませんね。

 

ランチタイムは混み合うので、お電話でのご予約か、お時間に余裕のある方は12:30以降の来店がおススメです。

お客様や奥様からのご期待や愛情を受け、真面目に無欲にお好み焼を焼き続ける店主の北村さん。これからも広島のソウルフードお好み焼きを世界に広めるべく、努力なさることでしょう。

おこのみ焼き 寿寿