かつては塩田として栄え、安芸小京都と呼ばれる竹原の街。その町並み保存地区の中央に大正創業「堀川醬油」があります。数十年前、その築200年の蔵を改装して作られた「お好み焼き ほり川」です。映画「時をかける少女」のロケ地や、人気アニメ「たまゆら」に出てくるお好み焼き店のモデルとなったお店としても有名。その魅力を紹介します。

映画のロケ地とアニメの聖地、古くから地元に愛されるお店

お好み焼き ほり川【竹原市本町】

大正8年創業の「堀川醬油」は、町並み保存地区のほぼ中央、竹原市のシンボルともいえる西方寺の普明閣のすぐ下にあります。

 

1983年公開、原田知世主演・大林宣彦監督の名画、「時をかける少女」のロケ地がこの「堀川醬油」です。その名残が今もお店のそばに残っています。

 

映画ロケのために作られた「堀川醬油」の看板

映画で尾美としのりさんが演じた「堀川吾朗」は、醬油屋のせがれ。「堀川醬油」の名前からつけられ、映画では堀川吾朗の実家として堀川醬油が出てきます。

その「堀川醬油」にあった築200年の蔵を改装して作られたのが「お好み焼き ほり川」です。しっとりとした風情ある町並みに溶け込むように建つお店の外観。その歴史の古さと貫禄を感じます。

映画のロケの間、監督やスタッフの方々は、ここのお好み焼きを食べながら撮影を続けていたとの事。今も変わらず地域の方々に愛され続けること37年の老舗店です。

 

中に入ると、醬油蔵を改装したと言うだけあって、現代ではなかなか見ることの出来ない梁の太さには目を奪われます。

 

座席は、普通のテーブル席のほかに、鉄板つきテーブル席や畳席など、和モダンな雰囲気でありながらも、さまざまなスタイルの席が用意されています。子供椅子も用意されているそうで、小さなお子様連れでも気軽に入れますね。

 

 

竹原に来たからにはやっぱりこの味

ほり川には、「純米吟醸たけはら焼き」があり、竹原にある3つの酒蔵(竹鶴酒造・藤井酒造・中尾醸造)の純米吟醸酒を作る際に出た酒粕が生地に練りこまれています。ふんわりとした焼きあがりで、ほのかに香るお酒の匂いはまた格別です。こちらを目当てにこられるお客様も多いとか。

純米吟醸たけはら焼き 1,000円

 

ところで、ここ「ほり川」でのお好み焼きは、一般的なお好み焼きと比べ、少々異なる焼き方をするそうです。

そばやうどんを入れるメニューは具材をすべて事前に炒め合わせ、味をつけた上で生地の上に乗せ、ひっくり返して卵で挟むそうです。この方法は、創業以来変わることなく続けられているそうで、加えられたひと手間にお好み焼きへの愛情を感じますね。

そこへ添えられるのが、ほり川のお好み焼きの味に合わせて作られた「オリジナルお好みソース」。一般的なものよりも、よりフルーティに作られているのが特徴です。

 

「ほり川」の味をもう一度。お取り寄せもOK!

一度食べた「ほり川」の味をもう一度食べたい!そんなあなたには、何度も味わえる方法があるんです。そう、「冷凍 お好み焼き」です。

完全受注生産で、注文が入ってから一枚ずつ心をこめて作られるそうです。焼き上げ後、すぐにー40℃に急速冷凍し、真空パックにして、美味しさを閉じ込めます。オリジナルソースを添えて、醬油蔵デザインのオリジナルパッケージで発送。届いたら、真空パックから取り出し、トレーごとレンジで加熱すれば、また懐かしい「ほり川」の味に再会できるのです。

2枚入りで2,100円(税込)。そば入り・うどん入り・たけはら焼きから選べます。送料は別途必要ですので、ご注意を。

 

アニメ「たまゆら」の聖地として

ところで、竹原市はアニメ「たまゆら」の聖地としても知られています。ココ「ほり川」はアニメの中で「ほぼろ」として登場しています。アニメタイアップして作製された「ほぼろ焼き」は、その後も放映に合わせて変化し、今でもさまざまなバージョンが復刻版として販売されることがあるそう。その他にも、登場するキャラクターをイメージしたクリームソーダなどがあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

放送を終了した今でも、アニメのファンの方々がその味を求めてお店に足を運んでくださるそうです。

地元の人からも、観光客からも愛されるお好み焼きを味わってみてはいかがでしょうか。

ほり川