酒蔵通りから1本入った通りに面する「佛蘭西(ふらんす)屋」。1階では洋食を、2階では和食を提供する和洋食レストランです。酒都・西条ならではの日本酒との相性を重視した創作フレンチと郷土料理の美酒鍋が味わえる地元の名店を訪ねてみました。

日本酒を生かした、和・洋の料理が味わえる

和洋食レストラン「佛蘭西屋」【東広島市西条本町】

西条駅から徒歩5分もかからない場所にある佛蘭西屋。京都の町屋をイメージした建物の1階では洋食を、2階では和食を提供しています。西条を代表する酒蔵・賀茂鶴酒造の直営店で、日本酒を作るときに使用する仕込み水を使った季節感あふれる料理と、賀茂鶴のお酒が楽しめます。

酒都西条だからこそ味わえる和モダンフレンチ

帝国ホテルなど一流のホテルで総料理長を務めた経歴を持つ、総料理長が手掛けるフランス料理が味わえる1階の洋食。和のテイストを取り入れたフランス料理は、日本酒に合うように仕上げられています。

「洋食店」という呼び名が似合う、大正ロマンをイメージしたレトロな雰囲気の店内。

ランチタイムでも味わえる、美酒煮込みコース

佛蘭西屋に来たら一度は食べて欲しい「峠下(たおした)牛のほほ肉の煮込み」が味わえるのが、こちらの美酒煮込みコース。前菜、スープ、メイン、デザート、パン、コーヒーに、お口直しの酒かす入りのオリジナルキャンディがついて2,700円。

ワインに合うフランス料理を、日本酒と合うテイストに仕上げるために、西洋料理のベースとなるブイヨンやソースに工夫を凝らしているのだそう。

より軽くあっさりととした味わいを生み出すヒントを、日本料理に見出し、昆布やカツオ、干しシイタケなどでとった出汁や醤油や味噌、みりんといった日本古来の調味料を隠し味に使用。和と洋がコラボした、日本人の口に合うフランス料理になっています。

メインの「峠下牛のほほ肉の煮込み」。竹原のブランド牛である峠下牛のほほ肉を、赤ワインと日本酒でじっくり時間をかけて煮込んだもの。赤ワインの酸味と日本酒の甘味がきいたバランスの良いソースでサッパリといただけます。

契約農家から仕入れた新鮮な季節の野菜を使用しているので、野菜本来の味を楽しむことができます。

食後のデザートは、季節の果物等を使用したケーキやムース、ゼリー、アイス、プティングの5種類の中から選びます。

写真は大吟醸のパンプティングに、バニラアイスを添えたもの。大吟醸の風味がきいた上品なプディングです。

落ち着いた雰囲気の店内で、食後は時間を忘れゆっくりと過ごしましょう。

賀茂鶴酒造伝統の味、美酒鍋を堪能しよう

米蔵をイメージした2階の和食。ランチタイムは西条酒に合う和食を、御膳や丼で気軽に楽しめます。夜は西条の郷土料理の「美酒鍋(びしゅなべ)」を味わって。

西条でも美酒鍋が食べられるお店はいろいろありますが、美酒鍋の元祖といわれる賀茂鶴酒造伝統の美酒鍋を味わえるのは、ここだけです。

蔵人たちの賄い料理だったといわれる「美酒鍋」。豚肉、鶏肉、野菜類を日本酒と塩・こしょうだけで調理するのが特徴です。蔵人たちの利き酒の邪魔にならないようにと、味付けはごくごくシンプル。日本酒が引き出す、素材本来の旨味を堪能できる料理です。

元祖美酒鍋コースは、先付、前菜、お造り、美酒鍋、本日の一品、酢物、ご飯、汁物、香物、甘味がついて5,076円。美酒鍋単品でも注文ができます。

ランチタイムには、ミニ鍋がついた美酒鍋御前(1,706円)が味わえます。

西条を訪れる観光客や地元の食通たちで賑わう佛蘭西屋。一度は訪れたい地元の名店です。

和洋食レストラン 佛蘭西屋