竹原の「町並み保存地区」の玄関口にある「村上ベーカリー」は、学校給食のパンを焼き続けて70年の歴史を誇る老舗。主な材料の小麦や水、塩をはじめ竹原市のブランド牛である”峠下牛”など、地産地消を意識したパン作りにこだわっています。毎週木曜日・金曜日の夕方3時間限定でオープンする”幻のパン屋”としても有名。地元の人が、閉店まで絶え間なく通う人気店です。

厳選素材を使って

村上ベーカリー【竹原市本町】

JR竹原駅から徒歩約10分。竹原の観光名所「町並み保存地区」の入り口にある「道の駅たけはら」から歩いて1分程度の場所にあるのが人気パン屋の「村上ベーカリー」。

レンガ模様の外壁に、パンを持ったおじさんの絵が描かれたガラス扉が目印です。

お店に入ると、昔ながらのクリームパンやジャムパンなどと共に、デザインや素材にこだわった多彩なパンが並んでいます。

お店のマークは竹原市出身の若きデザイナー・専門学校の講師も勤める、森園和美さんのプロデュース。素朴で優しく、どこか懐かしい雰囲気が魅力的。

ココで焼かれるパンは全て、竹原市田万里町の地下水を汲み上げて使われています。この湧き水は竹原市の造り酒屋でも仕込み水として使われているものだそう。

また、パンに使われる塩は、竹原市吉名町で作られたものを使用。竹原市はかつて塩田として栄えた街。今もなおその製法を受け継ぎ、手作業で作られている貴重なものだそう。

 

豪華!ブランド牛のカレーパン

峠下牛の揚げカレーパン 250円 税込

竹原市のブランド牛である峠下牛を使った揚げカレーパンは、人気メニューの1つ。峠下牛のひき肉で、店主がスパイスを独自に調合して仕込んだ具が他にはない美味しさ。辛さも控えめ、ひき肉もたっぷりで、子供でも美味しくいただけます。冷めてもおいしいですが、やはり揚げたては絶品ですね。

 

インパクトが半端ない!焼そばパン

焼きそばパンと言えば大抵、コッペパンの真ん中に切れ目を入れ、焼そばをサンドしてあるイメージですよね?でも、ココの焼そばパンは、斬新なデザイン。

焼きそばパン 140円 税込

手のひらに乗るくらいの小さな食パンの形なんです。パンの上に、ほんの気持ち程度の紅しょうがが乗っていて、切ってみると、焼そばがしっかりと詰まっています。

焼そばの味をしっかり引き立ててくれるあっさりめのパンとのバランスが◎。ささやかながらの紅しょうがも、なかなかの存在感を示しています。

定番の食パンも、こだわりの材料でワンランク上の味!

全粒粉入り食パン ※カット販売可能

食パンは3種類。

全粒粉入りの食パンは、広島県の三良坂小麦を仕入れ、厨房であら挽きして混ぜ合わせているそう。麦の殻の部分も一緒に挽き混ぜ合わせて焼くことによって、ミネラルなど、栄養が豊富に含まれたパンに仕上がるんだとか。6枚切がおススメで、かりっと焼いて香ばしさを味わって欲しいとのこと。

その他、大和町のタマゴ屋さんから創業以来ずっと同じものを仕入れて使っている「卵入り食パン」、竹原市小梨町産の米粉を使用した「米粉食パン」も。

どれも、定番ながら、材料にこだわったワンランク上の食パンです。

 

日本酒でアレンジした”変わりシュトーレン”

この日は、ちょうどクリスマス前で、シュトーレンがお店に並んでいました。ここでは、ドライフルーツを竹原の純米酒に漬け込んだものを使って作ってありました。

シュトーレンは、ワインでドライフルーツを漬けるのが一般的といわれていますが、日本酒でつけるとはまた、斬新なアイデアですね。

毎年、クリスマスシーズンには店頭に並ぶそうですので、乞うご期待!

新たな地元産をとりいれて

現在、地元竹原市やその近郊の島などで採れた蜂蜜を使い、新たなメニューを考案中。

竹原産FUKUBEEのハチミツ

以前は常に店頭にて販売できていた3種類の”PURE HONEY”。残念ながら、2018年集中豪雨により、蜂の巣箱が全滅してしまい、製造を再開してはいるものの、品薄の状態が続いているとのこと。

街の復興と共に、少しずつ生産量が増え始め、今後はこのハチミツを使ったパンの販売と、ハチミツの販売再開を目指しているとのことです。

 

曜日限定・時間限定オープンの老舗パン屋。店主は、高齢化が進むこの街で、常に新しい風を吹かせることを考え、日々美味しいパンを提供しています。

あなたがお店に足を運ぶ頃には、何か新しいメニューが加わっているかもしれませんね。

https://ettoco.jp/shop/9054