リーガロイヤルホテルシェフとして20年培ってきた経験と、もっと気軽に本格フレンチを楽しんでほしいという思いを込め、前菜からメイン、デザート、アフタードリンクについてくる小菓子に至るまですべて手作りのフルコースをリーズナブルな価格で提供してくれます。
普段使いできるワンランク上のフレンチ料理を、お子様やご家族、カップルさんやお友達同士で堪能できるお店です。

リーズナブルな価格で本格フレンチコースがいただけるお店

フレンチビストロ ラ・クロンヌ・ドール【広島市中区榎町】

市電「土橋」電停の近くに、知る人ぞ知る本格フレンチがいただけるお店があります。

今回ご紹介するお店は、気軽に行ける本格的なフレンチがお手ごろな価格で頂ける、お財布に優しく、洗練されたサービスも受けることができるお店です。

2階にある店舗のドアを開けると、赤をベースとした明るい店内。もともと美容院として使われていたそうで、当時使われていたという大きな鏡がさらに店内を明るく広く見せてくれます。

 

シェフの門井和徳氏

料理を作る、レシピを考える、食材を探す…お客様を非日常の世界へいざなうための努力を何一つ怠らない、熱い熱意を持った門井シェフ。シェフは料理を心から愛し、料理を作ることを生きがいとしているそうです。

2018年10月でオープン4周年を迎えられ、敷居が高くなりがちなフランス料理をもっと親しみやすく、カジュアルに、しかし料理とサービスは最高のものをお客様に提供するために日々真面目に努力されています。

ランチはメインが2種類2,300円のコースと肉か魚で選べる1,700円のコース

料理の一つ一つが小さくて一瞬でなくなる前菜やスープではなく、たっぷり量もあるので友人と違うメインを選択する楽しみ方もできます。

ランチはメインが2種類楽しめる2,300円のコースと肉か魚で選べる1,700円のコース。この価格はサービスや料理の味に満足できるので、非常にお得感があり、気持ち良く“英世”や“一葉”とお別れすることができます。

また、ランチメニューも月に2回変わるので、自分へのご褒美や、記念日、ふらっと立ち寄りなどタイミングを見て月に2回お楽しみ(という名の言い訳)にすることもできますね。

今回は夏も終わりの8月下旬にいただいた2,300円のコースをレポートします。

 

■前菜■北海道産ポテト北アカリと鴨胸肉のローストバルサミコビネガーのキャラメリゼ

「キャラメリゼ」とはキャラメル化とも呼び、糖類が酸化する時に起こる現象のことで、焦げ色や香ばしさを出すために用いられる手法です。柔らかい鴨肉がソースの甘みと酸味とともに頂くことで何とも言えない、奥深い味になります。添えられたジャガイモも、鴨肉のうまみを上手に引き立てています。

 

■スープ■クリーミーなカボチャのポタージュ

目玉焼きのようなスープはカボチャを丁寧にこして作られたスープで、名前の通りとてもクリーミーな舌触りです。美しく鮮やかな黄色を出すために皮を外して作ったそうです。

どんぶりやバケツで出てきても残すことなく、頂ける自信があります!

 

■お魚料理■舌平目のポワレ カリカリ触感のクルーと焼き 濃厚なエビのソース クリスタッセと共に

下から酸味の少ないラタトゥイユ、舌平目の蒸し焼き、最上階は卵の白身を泡立てたメレンゲとエビをカリカリに焼き上げたクルトンです。クルトンは白身との間に隠れているホワイトソースがしみこみ、外はサクサク中はしっとりで本当においしい。15センチ程度の料理にこれでもかというほどエビを使っているのですが、エビの臭みもしつこさもないバランスの取れた味になっています。

 

■お肉料理■広島県産瀬戸内六穀豚のロースト ワインビネガーの軽い酸味のソースで

六穀豚とは字のごとく六つの穀物(小麦・大麦・米・とうもろこし・マイロ(こうりゃん)・大豆)をバランスよく食べて育った豚のことです。有名なイベリコ豚に負けず劣らず、むしろ勝っているかもしれないうまみと良い意味で独特な香りを持った豚です。敬遠されがちな脂身は不思議とあっさりしており、噛むとあふれ出す肉汁が鼻から抜けその辺を一周回って戻ってきます。奥のほうでひっそりしている羽子板の羽のようなフルーツほおずきは、桃や梨のような味で甘い。上に乗っているサラダセロリは本家のセロリに比べ非常に食べやすく、ほおずきと共に次の料理を迎えるにちょうどよい口直しになります。

 

■デザート■濃厚なミルクのプリンに黒蜜の軽い泡を添えて

泡ってこんなにおいしいのかと思わず感動。和菓子によく使われる黒蜜と、洋菓子のミルクプリンが口の中で混ざり合います。抹茶のパウダーも見た目も可愛らしく、料理全体からほんのり抹茶の香りもします。

デザートの後にコーヒーか紅茶が選べ、小菓子がついてきます。この日は一口サイズの生チョコをいただきました。

ギャルソンが料理を運んでくれながら、素材の説明から味付けや料理名の持つ豆知識などを丁寧に、長すぎず短すぎずで教えてくれます。また、お客様の食事スピードに合わせて料理を提供することもあり、店内の時間はとてもゆっくり流れるので、休日の気持ち的にも時間的にも余裕があるときにお勧めするお店。

夜のコースは4,500円~、あらかじめ予算を伝えておくとそれに合わせてお料理してくれますので、カップルやご夫婦の記念日の食事もお勧めです。専用の椅子がありませんが、お子様連も歓迎ですので、様々なシーンで気軽に本格フレンチをご堪能いただけます。

『普段使いできて、気軽に楽しめる本格フレンチを…』門井シェフの思いは、ご来店いただいたお客様にきっと伝わることと思います。

フレンチビストロ ラ・クロンヌ・ドール